500形

昭和30年初期に登場した500形は、電車の正面に曲線ガラスを使うなど、全体的に流線型を強調したデザインで、その美しさから、ヨーロピアン調とと呼び親しまれていた電車です。
登場した当時は、車両中央にボックスシートを設けたり、テープによる車内放送も流れるといった、新しい試みも取り入れられましたが、これらは後に取りやめとなってしまいました。
502+552 昭和31年、「501+551」の翌年に登場しました。「501+551」と同様に、台車と機械類はこれまでのものを流用し、車体だけを新造して登場しました。
登場9年後の昭和40年に行われた大改造で、客用扉が江ノ電では初めて、ステンレスに取り替えられました。正面窓も3枚から5枚への変更もありました。
この車両のみ冷房化工事がされていませんでした。
502+552 引退直前の500形にはヘッドマークがつけられています。