1000形

この1000形は江ノ電で昭和6年に登場した106形以来の48年ぶりの新車として登場した車両です。
基本的な寸法は500形に準じたものですが、スタイルが一新されました。
昭和55年に、鉄道友の会が最優秀車両に贈る、ブルーリボン賞を受賞しています。
1001+1051
1001+1051F
1000形として昭和54年にデビューした
「1001+1051」「1002+1052」です。
48年ぶりの新造車は、客室、運転席の改善に加え、行き先表示板も自動方向幕に変わっています。正面と側面に自動方向幕が取り付けられた1000形は、江ノ電の新時代を築いた車両です。
この2編成は、6年後とその翌年にそれぞれ冷房装置が設置されました。

下は1000形登場から25周年を記念したヘッドマークです。
1101+1151 大好評であった1000形は、1次車に引き続き、2年後の昭和56年には2次車がデビューしました。これが「1101+1151」です。
1次車に大幅な改良を加えられて生まれた2次車は、江ノ電初の冷房準装備工事車としてデビューしたのが最大の特徴です。
また、車内の天井は扇風機とともに冷房用の冷風吹き出し口が設けられたため天井が低くなっています。
さらに2次車では警笛の音も1次車よりも低く抑えられました。
1201+1251 1000形の3次車として、昭和58年にデビューした「1201+1251」です。
1次車・2次車との違いは前面灯が角型となり、運転室窓には遮光フィルムが張られました。
また、塩害から守るために車体の1部にステンレスを用いています。
なお、3次車はこの1編成のみの登場です。